のばらの読書録

日々読んだ本の記録をしていきます

『甲賀忍者軍団と真田幸村の原像 甲賀三郎物語を歩く』福田晃・編著(2016年)他

 久しぶりのブログになってしまいました。先月から某ゲームに時間を割いているので本がなかなか進まなくて。

今回は図書館で借りた2冊のレビューです。

福田晃・編著『甲賀忍者軍団と真田幸村の原像 甲賀三郎物語を歩く』(2016)

 去年滋賀県にある甲賀(こうかと読みます)流忍術屋敷を訪ねまして、その写真が表紙だったので興味を持ち借りてきました。

 甲賀忍者の本なのかなと思ったのですが、読んでみると、その祖とされる甲賀三郎伝説の検証がメインの本でした。さまざまな寺社に伝説が伝わっているようで、大きく二系統に分けられるそれらの物語をテキストに当たって分析しています。思っていたのとは違いましたが、その伝説自体知らなかったので、知ったうえでまたあの辺りを訪ねてみたいなと思いました。古文に疎い私には結構難しかったのですが、このテーマに関心のある人には良書だろうと思います。

小松和彦知識ゼロからの妖怪入門』(2015)

 イラストの多いゆるめの本ですが、意外と知らない妖怪も載ってました。ふた口女とか、ちょっと興味深いです。危険・迷惑な妖怪もいれば、特に悪さをしないものや、それ妖怪なの……?と思うようなのもいたりしますね。地方に伝わる妖怪伝説も紹介されてて面白かったです。

 

次は小説を読みたいなあ